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臨済録 / 示衆

師晚參示眾云:

新字:師晩参示衆云:

書き下し

師、晩参に衆に示して云く、

現代語訳

師は夕方の参問の時に、修行僧たちに示して言った。

解説

ここから示衆の部が始まる。示衆とは、師が修行僧の集まりに向けて法を説き示すことで、上堂よりも講義に近い長い語りになることが多い。晩参は夕方の参問の時刻を指し、一日の修行を終えた僧たちに向けて臨済が語りかける。『臨済録』の中心をなすのはこの示衆の部であり、「無位の真人」「随処に主と作れば立処皆な真なり」「仏に逢うては仏を殺せ」といった言葉もここに現れる。いずれも、外に仏や祖師を求めず、いまここで話を聞いている自分自身を信じよ、という一点に収束していく。一日の終わりに自分を振り返る時間を持つことは、禅院に限らず、働く者にとっても大切な習慣である。

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