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礼記 / 昏義

成婦禮,明婦順;又申之以著代,所以重責婦順焉也。婦順者:順於舅姑,和於室人;而後當於夫,以成絲麻布帛之事,以審守委積蓋藏。是故婦順備,而後內和理;內和理,而後家可長久也。故聖王重之。

新字:成婦礼,明婦順;又申之以著代,所以重責婦順焉也。婦順者:順於舅姑,和於室人;而後当於夫,以成糸麻布帛之事,以審守委積蓋蔵。是故婦順備,而後内和理;内和理,而後家可長久也。故聖王重之。

書き下し

婦の礼を成し、婦の順を明らかにし、又これを申(かさ)ぬるに代わるを著わすを以てするは、重く婦の順を責むる所以なり。婦の順なる者は、舅姑に順い、室人に和し、而る後に夫に当たり、以て糸麻布帛(しまふはく)の事を成し、以て委積蓋蔵(いしがいぞう)を審守す。是の故に婦の順備わりて、而る後に内和理す。内和理して、而る後に家長久なるべきなり。故に聖王これを重んず。

現代語訳

新婦としての礼を成し遂げさせ、嫁として従う心を明らかにし、さらに重ねて家の役目を継ぐことをはっきり示すのは、嫁として和順であることを重く求めるためである。嫁の和順とは、舅姑に従い、家の女たちと仲よくし、そのうえで夫の心にかない、糸・麻・布・絹を作る仕事を成し遂げ、蓄えた物資や倉にしまった物を注意深く守ることである。だから嫁の和順が備わってこそ、家の内が和やかに治まる。家の内が和やかに治まってこそ、家は長く続くことができる。それゆえ聖王はこれを重んじたのである。

解説

前段の婦見・盥饋・饗婦の三つの儀礼が何のためにあったかをまとめ、そこで求められる「婦順」の中身を述べる段である。婦順とは舅姑に順い、室人すなわち同じ家の女性たちと和し、夫の心にかない、機織りの仕事と家の蓄えの管理を担うことだとされる。古代の大家族では、嫁は家の内側の経営の要であり、その和順が家の存続を左右した。だから儀礼を三重に重ねて、その自覚を促したのである。今日の目から見れば、女性の側にだけ従順を求める点は時代の制約として読むほかない。ただ、家の内が和らいでこそ家が長く続くという指摘そのものは、性別を問わず、共に暮らす者どうしの協力と、暮らしの資源を丁寧に守る姿勢の大切さとして受け取ることができる。家庭も組織も、内側の和がなければ長続きしない。

この章句が説くこと

礼記昏義婦順家和

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