礼記 / 学記
大學之法,禁於未發之謂豫,當其可之謂時,不陵節而施之謂孫,相觀而善之謂摩。此四者,教之所由興也。 發然後禁,則捍格而不勝;時過然後學,則勤苦而難成;雜施而不孫,則壞亂而不修;獨學而無友,則孤陋而寡聞;燕朋逆其師;燕辟廢其學。此六者,教之所由廢也。
新字:大学之法,禁於未発之謂予,当其可之謂時,不陵節而施之謂孫,相観而善之謂摩。此四者,教之所由興也。 発然後禁,則捍格而不勝;時過然後学,則勤苦而難成;雑施而不孫,則壊乱而不修;独学而無友,則孤陋而寡聞;燕朋逆其師;燕辟廃其学。此六者,教之所由廃也。
書き下し
大学の法は、未だ発せざるに禁ずる、之を豫(よ)と謂う。其の可なるに当たる、之を時と謂う。節を陵(こ)えずして施す、之を孫(そん)と謂う。相観て善くする、之を摩と謂う。此の四者は、教えの由りて興る所なり。 発して然る後に禁ずれば、則ち扞格(かんかく)して勝(た)えず。時過ぎて然る後に学べば、則ち勤苦して成り難し。雑施して孫ならざれば、則ち壊乱して修まらず。独学にして友無ければ、則ち孤陋にして寡聞なり。燕朋(えんぽう)は其の師に逆らい、燕辟(えんぴ)は其の学を廃す。此の六者は、教えの由りて廃るる所なり。
現代語訳
大学の教え方の法則として、悪い習いがまだ芽生えないうちに防ぐことを豫(よ、予防)という。ちょうどよい時機に教えることを時という。段階を飛び越えずに順を追って教えることを孫(そん、順序)という。互いに見合って善くなっていくことを摩(ま、切磋)という。この四つが、教育が盛んになるもとである。 悪い習いが芽生えてから禁じても、はねつけられて受けつけず、抑えきれない。適した時期を過ぎてから学んでも、苦労ばかりして身につきにくい。あれこれと順序なく教えれば、混乱して修まらない。独りで学んで友がいなければ、見聞が狭く偏ったものになる。狎れ合った仲間とばかりつきあえば師の教えに逆らうようになり、師のたとえ話を軽んじれば学問を捨てることになる。この六つが、教育が廃れるもとである。
解説
この章句が説くこと
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