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説苑 / 說叢

時乎,時乎!間不及謀;至時之極,間不容息;勞而不體,亦將自息;有而不施,亦將自得。

新字:時乎,時乎!間不及謀;至時之極,間不容息;労而不体,亦将自息;有而不施,亦将自得。

書き下し

時なるかな、時なるかな。間謀に及ばず。時の極みに至れば、間息を容れず。勞して體せざれば、亦た將に自ら息わんとす。有りて施さざれば、亦た將に自ら得んとす。

現代語訳

時機だ、まさに時機だ。その瞬間には謀をめぐらせる暇すらない。時機が極まったときには、息をつく間もない。労苦しても身にこたえなければ、それもやがて自然と休まるものである。持っていても他に施さなければ、それもやがて自ずと自分のものとして落ち着くものである。

解説

時機の切迫感を「時なるかな」と二度繰り返すことで強調し、決断すべき瞬間には熟慮の余地すらないという緊迫感を伝える章である。好機は一瞬で過ぎ去り、迷っている暇はないという教えは、変化の速い現代のビジネス環境における意思決定の要諦に通じる。同時に、後半の「勞して體せざれば」「有りて施さざれば」という句は、無理を重ねてもいずれ自然と均衡が戻るという達観も示しており、切迫感と平常心を併せ持つことの大切さを教えている。

この章句が説くこと

時機決断緊迫感

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