礼記 / 文王世子
凡祭與養老,乞言,合語之禮,皆小樂正詔之於東序。大樂正學舞干戚,語說,命乞言,皆大樂正授數,大司成論說在東序。凡侍坐於大司成者,遠近間三席,可以問。終則負墻,列事未盡,不問。
新字:凡祭与養老,乞言,合語之礼,皆小楽正詔之於東序。大楽正学舞干戚,語説,命乞言,皆大楽正授数,大司成論説在東序。凡侍坐於大司成者,遠近間三席,可以問。終則負墻,列事未尽,不問。
書き下し
凡そ祭と養老と、乞言(きつげん)と、合語の礼とは、皆小楽正之を東序に詔う。大楽正は干戚(かんせき)を舞い、語説し、乞言を命ずることを学ばしめ、皆大楽正数を授け、大司成は説を東序に論ず。凡そ大司成に侍坐する者は、遠近三席を間(へだ)て、以て問うべし。終われば則ち墻(かき)を負い、列事未だ尽きずんば、問わず。
現代語訳
およそ祭祀と養老の礼、老人に善言を請う乞言(きつげん)、集まって語り合う合語の礼は、いずれも小楽正が東序で教える。大楽正は、盾と斧を持つ舞、合語での語り方、乞言を願い出る作法を学ばせ、いずれも大楽正が篇の数や段取りを授け、大司成(だいしせい、学政の長)が東序でその意義を論じて説く。およそ大司成のそばに座って教えを受ける者は、師との間を三つの席の分だけ空け、そうしてから質問してよい。質問を終えたら壁を背にして下がる。師が事柄を順に述べ終えていないうちは、質問しない。
解説
祭祀や養老の礼の教育と、師に教えを請うときの作法を述べる。養老の礼では老人の中の賢者を養い、その機会に善い言葉を請う。鄭玄は乞言を、賢い老人を養い、そこから行うべき善言を求めることと注している。これらの礼は小楽正が教え、舞と語り方は大楽正が教え、意義は大司成が論ずるという分担である。後半は師のそばでの心得で、三つの席分の距離を取るのは、鄭玄によれば指で図を描いて示せる広さで、いわゆる函丈(かんじょう)に当たるという。孔穎達の疏は、師が述べ終わらないうちに問うのは尊者の言葉を乱すことで不敬であり、言い終わるのを待ってわからないところを尋ねるのだと説く。人の話を最後まで聞いてから質問するという作法は、会議や面談での基本として今もそのまま生きている。
この章句が説くこと
礼記文王世子養老師質問
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