礼記 / 月令
天子命有司祈祀四海、大川、名源、淵澤、井泉。 是月也,農有不收藏積聚者,馬牛畜獸有放佚者,取之不詰。山林藪澤,有能取蔬食,田獵禽獸者,野虞教道之,其有相侵奪者,罪之不赦。是月也,日短至。陰陽爭,諸生蕩。君子齊戒,處必掩身。身欲寧,去聲色,禁耆慾。安形性,事欲靜,以待陰陽之所定。
新字:天子命有司祈祀四海、大川、名源、淵沢、井泉。 是月也,農有不収蔵積聚者,馬牛畜獣有放佚者,取之不詰。山林藪沢,有能取蔬食,田猟禽獣者,野虞教道之,其有相侵奪者,罪之不赦。是月也,日短至。陰陽争,諸生蕩。君子斉戒,処必掩身。身欲寧,去声色,禁耆慾。安形性,事欲静,以待陰陽之所定。
書き下し
天子、有司に命じて四海・大川・名源・淵沢・井泉を祈祀せしむ。 是の月や、農に収蔵積聚せざる者有り、馬牛畜獣に放佚(ほういつ)する者有らば、之を取るも詰(とが)めず。山林藪沢(そうたく)に、能く蔬食(そし)を取り、禽獣を田猟する者有らば、野虞(やぐ)之を教道す。其の相侵奪する者有らば、之を罪して赦さず。是の月や、日短至る。陰陽争い、諸生蕩(うご)く。君子は斉戒(さいかい)し、処(お)るに必ず身を掩(おお)う。身は寧(やす)からんことを欲し、声色を去り、耆慾(しよく)を禁ず。形性を安んじ、事は静かならんことを欲し、以て陰陽の定まる所を待つ。
現代語訳
天子は役人に命じて、四方の海、大河、名高い水源、深い淵や沢、井戸や泉に祈りの祭りをさせる。 この月には、農民で収穫物をまだ取り入れて蓄えていない者があったり、馬や牛などの家畜を放し飼いにしてさまよわせている者があったりすれば、他人がそれを取っても咎めない。山林や藪沢で野菜や木の実を採ったり、鳥獣を狩ったりできる者があれば、野虞(やぐ、山野を管理する官)がその者に教え導く。互いに奪い合う者があれば、罰して赦さない。この月には冬至が来る。陰と陽とがせめぎあい、生きとし生けるものが揺れ動く。君子は身を清めて慎み、居るところでは必ず身を覆い隠すようにする。身は安らかであろうとし、音楽や女色を遠ざけ、欲望を抑える。心身を安らかに保ち、事はなるべく静かに運んで、陰陽の行方が定まるのを待つ。
解説
この章句が説くこと
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