師導古典を学びたいすべての人に

呻吟語 / 内篇・存心・靜裡に物欲を看るは、業鏡の妖を照らすがごとし

靜裡看物欲,如業鏡照妖。

新字:静裡看物欲,如業鏡照妖。

書き下し

靜裡に物欲を看るは、業鏡の妖を照らすがごとし。

現代語訳

静けさの中で物欲を見つめるのは、業の鏡が妖しいものの正体を映し出すようなものです。

解説

業鏡は地獄で生前の行いを映すとされる鏡で、妖怪が姿を変えていても正体が映るとされます。静かなときに欲を見つめると、その正体が見えてしまう、と。騒がしいときには必要に見えていたものが、静けさの中では欲の形をして現れるという体験を、たった十二字で言い当てています。前に置かれた静の一連の段の、締めくくりにふさわしい一句です。

この章句が説くこと

物欲業鏡正体露見

関連する章句

この一句を、あなたの毎日に。

古典の教えを、今の状況に当てはめて考えてみる——師導があなたの学びと選択を支えます。

師導で古典を学ぶ
いま登録すると、7日間すべての機能を無料でお試しいただけます。 無料ではじめる