古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

名将言行録 / 『名将言行録』豐臣秀吉 評・秀吉の壮快味

この恬淡、この雅量、謙信、信玄などの及ばざるところ、家康にもかうした壯快味はない。

新字:この恬淡、この雅量、謙信、信玄などの及ばざるところ、家康にもかうした壮快味はない。

書き下し

この恬淡、この雅量、謙信、信玄などの及ばざるところ、家康にもかうした壯快味はない。

現代語訳

この恬淡さ、この度量の大きさは、謙信や信玄などの及ばないところであり、家康にもこうした壮快さはない。

解説

菊池寛は評で、さきの秀吉と利家の対面について、あっさりした気性と度量の大きさを、謙信や信玄も及ばず、家康にも見られない壮快さだと述べます。これは戦時下の作家の見方で、現代の通説ではなく、菊池個人の好みが出た比較です。それでも、読み取れる点は明快です。勝者が旧敵を自分の側に迎え入れる振る舞いは、細かい計算よりも、相手に与える安心感で人を動かします。経営者や管理職が、失敗した部下や敵対した部署を引き受けるとき、小さな気遣いと大きな度量のどちらが相手の気持ちを変えるか、考える材料になる短い一節です。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

本の中身を見る

この章句が説くこと

恬淡雅量壮快比較菊池寛度量

関連する章句

本2冊(人生の方程式・人生の教科書)+師導1か月=700円本を見る