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名将言行録 / 『名将言行録』細川忠興 評・徳川方の策謀

德川の方人として種々策謀せしことが分る。さればこそ、肥後五十四萬石を得たのである。

新字:徳川の方人として種々策謀せしことが分る。さればこそ、肥後五十四万石を得たのである。

書き下し

德川の方人として種々策謀せしことが分る。さればこそ、肥後五十四萬石を得たのである。

現代語訳

徳川の方人として種々策謀したことが分かる。さればこそ、肥後五十四万石を得たのである。

解説

菊池寛は評で、忠興が徳川方に立って種々の策謀をめぐらしたことが、肥後五十四万石を得た理由だと簡潔に述べます。前の章句にあった、本多正信が語る秘計の評価を受けた一言です。具体的な策謀の中身は書かれず、結果から原因を推し量る読み方になっています。戦の功だけでなく、見えない調整や根回しが恩賞の差を生んだ、という見方は、1943年の作家のものですが、現代の組織でも、目立つ成果の裏にある調整役の働きが評価を左右する、という点で通じます。
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この章句が説くこと

菊池寛徳川方策謀肥後五十四万石根回し忠興

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