国語 / 魯語下
公父文伯飲南宮敬叔酒,以露睹父為客。羞鱉焉,小。睹父怒,相延食鱉,辭曰:「將使鱉長而後食之。」遂出。文伯之母聞之,怒曰:「吾聞之先子曰:『祭養尸,饗養上賓。』鱉於何有?而使夫人怒也!」遂逐之。五日,魯大夫辭而復之。
新字:公父文伯飲南宮敬叔酒,以露睹父為客。羞鱉焉,小。睹父怒,相延食鱉,辞曰:「将使鱉長而後食之。」遂出。文伯之母聞之,怒曰:「吾聞之先子曰:『祭養尸,饗養上賓。』鱉於何有?而使夫人怒也!」遂逐之。五日,魯大夫辞而復之。
書き下し
公父文伯、南宮敬叔(なんきゅうけいしゅく)に酒を飲ましむ。露睹父(ろとほ)を以て客と為す。鱉(べつ)を羞(すす)むるに、小なり。睹父怒る。相(あい)延(ひ)きて鱉を食わしむるに、辞して曰く、「将に鱉をして長ぜしめて而る後に之を食わんとす」と。遂に出づ。文伯の母之を聞きて、怒りて曰く、「吾之を先子(せんし)に聞けり、曰く、『祭には尸(し)を養い、饗には上賓を養う』と。鱉於(お)いて何か有らん。而して夫の人をして怒らしむ」と。遂に之を逐う。五日にして、魯の大夫辞して之を復せしむ。
現代語訳
公父文伯(魯の大夫、季氏の一族)が南宮敬叔(魯の大夫)を招いて酒宴を開き、露睹父(魯の大夫)を上客とした。すっぽん料理を出したが、それが小さかった。睹父は腹を立て、皆が互いに勧めてすっぽんを食べさせようとすると、辞退して言った。「このすっぽんが大きく育ってから食べることにしましょう」。そしてそのまま出て行ってしまった。文伯の母はこれを聞くと、怒って言った。「私は亡き舅からこう聞いています。『祭りでは尸(祖先の代わりに祭りを受ける者)を手厚くもてなし、宴では上客を手厚くもてなす』と。すっぽんなど惜しむほどのものか。それなのに、あの方を怒らせてしまうとは」。そして息子を家から追い出した。五日たって、魯の大夫たちがとりなして、文伯を家に戻させた。
解説
この章句が説くこと
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