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太上感応篇 / 善行・人の得るを見ること、己の得るが如し

見人之得,如己之得;見人之失,如己之失。不彰人短,不炫己長;遏惡揚善,推多取少。

新字:見人之得,如己之得;見人之失,如己之失。不彰人短,不炫己長;遏悪揚善,推多取少。

書き下し

人の得るを見ること、己の得るが如し。人の失ふを見ること、己の失ふが如し。人の短を彰さず、己の長を炫らかさず。悪を遏め善を揚げ、多きを推して少なきを取る。

現代語訳

人が何かを得たのを見たら、自分が得たことのように喜びます。人が何かを失ったのを見たら、自分が失ったことのように痛みます。人の欠点を言い立てず、自分の長所を見せびらかしません。悪をおしとどめ善を広め、多いほうを人に譲って少ないほうを自分が取ります。

解説

前の段の善を、さらに一歩進めた四組の対句です。人の得失を自分のこととして受け取る、というのは共感の話であると同時に、比べることをやめるという話でもあります。他人の得が自分の損に見えている限り、素直には喜べないからです。次の二句は口と態度についての戒めで、人の短所は言わない、自分の長所は見せない。最後の推多取少は、分けるときの原則です。分配する側に回ったとき、少ないほうを自分が取る。これが守られている集団では、分け方をめぐる争いがほとんど起きません。逆にここが崩れると、どんな立派な理念も持ちません。

この章句が説くこと

謙譲共感分配

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この一句を、あなたの毎日に。

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