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太上感応篇 / 総論・過ちの大小、数百事あり

月晦之日,竈神亦然。凡人有過,大則奪紀,小則奪算。其過大小,有數百事,欲求長生者,先須避之。

新字:月晦之日,竈神亦然。凡人有過,大則奪紀,小則奪算。其過大小,有数百事,欲求長生者,先須避之。

書き下し

月晦の日には、竈神も亦た然り。凡そ人に過ち有れば、大なれば則ち紀を奪ひ、小なれば則ち算を奪ふ。其の過ちの大小、数百事有り。長生を求めんと欲する者は、先づ須らく之を避くべし。

現代語訳

月の末日には、かまどの神もまた同じように天へ告げます。人に過ちがあれば、重ければ紀を削られ、軽ければ算を削られます。その過ちの大小は、数百もの項目に分かれています。長生きを求めようとする者は、まずそれを避けなければなりません。

解説

見張りの三人目がかまどの神です。家の中心である火のそばにいて、月末ごとに天へ報告するとされました。紀と算はどちらも寿命の単位で、紀のほうが重い罰です。ここで注目すべきは最後の一句でしょう。長生きしたいなら、まず避けよ、と言います。何かを足すのではなく、減らすことから始めよという順番です。そして過ちは数百項目あると予告し、このあとの長い目録に読者を送り込みます。善を積む話より先に、やってはならないことの一覧を置く。これがこの書の構えです。増やす工夫より、漏らさない工夫のほうが先に効くという点は、家計でも仕事でも変わりません。

この章句が説くこと

竈神紀算長生過ち戒め

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