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人物志 / 流業

主德不預焉?

新字:主徳不預焉?

書き下し

主徳は預からず。

現代語訳

君主の徳はこれ(十二の人臣の才)には含まれない。

解説

十二の流業を挙げ終えたあと、劉劭は「凡そ此の十二材は、皆人臣の任なり」と述べ、この一句で君主の徳はそこに入らないと言い切る。続いて、君主の徳とは聡明で平淡、多くの才に通じながら自分では事に当たらないものだと定義する。九徵篇の中和・平淡の思想が、ここで君主論として結実している。君主が一つの才に秀でて自ら働けば、同じ才の臣を偏愛し、他の才が生かされなくなるからである。現代の経営者や管理職にも通じる指摘で、プレイヤーとして優秀であることと、多様な人材を使いこなすことは別の能力だということを端的に示している。

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