陰符経 / 中篇・富國安民演法章・天地萬物之盜
天地,萬物之盜;萬物,人之盜;人,萬物之盜。三盜既宜,三才既安。故曰:食其時,百骸理;動其機,萬化安。
新字:天地,万物之盗;万物,人之盗;人,万物之盗。三盗既宜,三才既安。故曰:食其時,百骸理;動其機,万化安。
書き下し
天地は万物の盗、万物は人の盗、人は万物の盗なり。 三盗既に宜しければ、三才既に安し。 故に曰く、其の時に食すれば、百骸理まり、其の機を動かせば、万化安んず。
現代語訳
天地は万物から盗み、万物は人から盗み、人は万物から盗みます。 三つの盗みがそれぞれ程よく行われれば、天・地・人の三才は安らかです。 だから言います。時に適って食べれば、全身の骨や体は整い、はたらきの要を動かせば、あらゆる変化は穏やかに収まります。
解説
「三盗」という有名な語が出る章句です。天地が万物を育み、万物が人を養い、人もまた万物を取って生きる。互いに取り合う関係を、悪としてではなく、循環の仕組みとして描きます。盗むとは、奪い合いではなく、ほどよく受け取ることと読めます。時に適って食べるという一言には、タイミングを外さない大切さがあります。会社の利益も、顧客や社員、社会から受け取る一方で、返す循環があってこそ長続きします。受け取りすぎていないか、返せているかを見直す手がかりになります。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
三盗三才天地万物時機
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