法句経 / 第二十二 地獄の部 三〇九〜三一一 茅草を執るが如く
三〇九 放逸にして他人の婦を犯す人は四事に逢ふ、善からざる名の揚ること、臥して不快なること、第三には毀呰と、第四には地獄なり。 三一〇 彼はよからざる名を得、又惡趣に墮す、而して(自ら)畏れて畏れたる(婦人)と樂むは寡なく、又王は重刑を科す、故に人は他人の婦に狎れ親む可らず。 三一一 譬へば茅草を執るに(其の方)惡しければ手を傷つくが如く、勤苦も惡用せられなば人を地獄に引き入る。
新字:三〇九 放逸にして他人の婦を犯す人は四事に逢ふ、善からざる名の揚ること、臥して不快なること、第三には毀呰と、第四には地獄なり。 三一〇 彼はよからざる名を得、又悪趣に堕す、而して(自ら)畏れて畏れたる(婦人)と楽むは寡なく、又王は重刑を科す、故に人は他人の婦に狎れ親む可らず。 三一一 譬へば茅草を執るに(其の方)悪しければ手を傷つくが如く、勤苦も悪用せられなば人を地獄に引き入る。
書き下し
三〇九 放逸にして他人の婦を犯す人は四事に逢ふ、善からざる名の揚ること、臥して不快なること、第三には毀呰と、第四には地獄なり。 三一〇 彼はよからざる名を得、又悪趣に堕す、而して(自ら)畏れて畏れたる(婦人)と楽むは寡なく、又王は重刑を科す、故に人は他人の婦に狎れ親む可らず。 三一一 譬へば茅草を執るに(其の方)悪しければ手を傷つくが如く、勤苦も悪用せられなば人を地獄に引き入る。
現代語訳
怠りに流れて他人の妻を犯す人は、四つのことに出会う。悪い評判が立つこと、寝ても安らかでないこと、三つ目には非難、四つ目には地獄である。彼は悪い評判を得、また悪しき境涯に堕ちる。しかも自ら怯えながら、怯えている女性と楽しむ喜びはわずかであり、さらに王は重い刑罰を科す。だから人は他人の妻に狎れ親しんではならない。たとえば茅草をつかむとき、つかみ方が悪ければ手を傷つけるように、修行の努めも誤って用いられれば、人を地獄に引き入れる。
解説
関連する章句
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