法華経 / 分別功德品第十七(2)
「佛說是諸菩薩摩訶薩得大法利時,於虛空中,雨曼陀羅華、摩訶曼陀羅華,以散無量百千萬億眾寶樹下、師子座上、諸佛,並散七寶塔中、師子座上、釋迦牟尼佛、及久滅度多寶如來,亦散一切諸大菩薩、及四部眾。又雨細末栴檀、沈水香等,於虛空中,天鼓自鳴,妙聲深遠,又雨千種天衣,垂諸瓔珞、真珠瓔珞、摩尼珠瓔珞、如意珠瓔珞,遍於九方,眾寶香爐、燒無價香,自然周至,供養大會。一一佛上,有諸菩薩、執持幡蓋,次第而上,至於梵天。是諸菩薩,以妙音聲、歌無量頌,讚歎諸佛。」 爾時彌勒菩薩從座而起,偏袒右肩,合掌向佛,而說偈言:
新字:「仏説是諸菩薩摩訶薩得大法利時,於虚空中,雨曼陀羅華、摩訶曼陀羅華,以散無量百千万億衆宝樹下、師子座上、諸仏,並散七宝塔中、師子座上、釈迦牟尼仏、及久滅度多宝如来,亦散一切諸大菩薩、及四部衆。又雨細末栴檀、沈水香等,於虚空中,天鼓自鳴,妙声深遠,又雨千種天衣,垂諸瓔珞、真珠瓔珞、摩尼珠瓔珞、如意珠瓔珞,遍於九方,衆宝香炉、焼無価香,自然周至,供養大会。一一仏上,有諸菩薩、執持幡蓋,次第而上,至於梵天。是諸菩薩,以妙音声、歌無量頌,讃嘆諸仏。」 爾時弥勒菩薩従座而起,偏袒右肩,合掌向仏,而説偈言:
書き下し
「仏、是の諸の菩薩摩訶薩の大法利を得ると説きたまいし時、虚空の中に於いて、曼陀羅華、摩訶曼陀羅華を雨らし、以て無量百千万億の衆の宝樹の下、師子座の上の諸仏に散じ、並びに七宝塔の中、師子座の上の釈迦牟尼仏、及び久しく滅度したまえる多宝如来に散じ、亦た一切の諸の大菩薩、及び四部の衆に散ず。又、細末の栴檀、沈水香等を雨らし、虚空の中に於いて、天鼓自ずから鳴り、妙なる声深遠なり。又、千種の天衣を雨らし、諸の瓔珞、真珠の瓔珞、摩尼珠の瓔珞、如意珠の瓔珞を垂れ、九方に遍し。衆宝の香炉に、無価の香を焼き、自然に周く至りて、大会に供養す。一一の仏の上に、諸の菩薩有りて、幡蓋を執持し、次第に上りて、梵天に至る。是の諸の菩薩、妙なる音声を以て、無量の頌を歌いて、諸仏を讃歎す。」 爾の時、弥勒菩薩、座より起ちて、偏えに右の肩を袒にし、合掌して仏に向かい、偈を説いて言わく、
現代語訳
「仏がこれらの菩薩大士たちが大きな法の利益を得たと説かれたとき、虚空から曼陀羅華と摩訶曼陀羅華が雨のように降り、数えきれない宝樹の下の獅子座にいる諸仏、七宝の塔の中の獅子座にいる釈迦牟尼仏、そして遠い昔に入滅された多宝如来に降りかかり、また一切の大菩薩と四部の衆にも降りかかりました。さらに細かい栴檀の粉や沈水香なども降り、虚空では天の鼓がひとりでに鳴り、妙なる音が深く遠くまで響きました。また千種類の天の衣が降り、さまざまな瓔珞、真珠の瓔珞、摩尼珠の瓔珞、如意珠の瓔珞が垂れ下がって、九つの方角にあまねく行き渡りました。多くの宝の香炉では値のつけられない香が焚かれ、自然に隅々まで行き渡って、集まった大会に供養しました。一つ一つの仏の上には菩薩たちがいて、幡や天蓋を手に持ち、次々に上って梵天に至りました。これらの菩薩たちは、妙なる声で数限りない頌を歌い、諸仏を讃えました。」 そのとき弥勒菩薩は座から立ち上がり、右の肩をあらわにして、合掌して仏に向かい、偈を説いて言いました。
解説

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抱朴子外篇・崇教其の宮殿を談ずれば、則ち遠くは瑤台瓊室に擬し、近くは阿房林光に效い、千門万戸を以て局促と為し、昆明太液を以て浅陋と為し、茅茨を笑いて不肖と為し、土階を以て樸馬と為す。民力は功役に竭き、儲蓄は不急に靡え、土山を起こして以て嵩霍に準え、渠水を決して以て九河に象る。凌霄の華観に登り、雲際の綺窓を辟く。淫音は噪ぎて耳を惑わし、羅袂は揮いて目を乱し、濮上北里、畳奏畳起す。或いは号び或いは呼び、昼を俾て夜と作す。羽觴の間に流連し、弦節の側に沈淪す。或いは翠翳の青蔥を建て、或いは勇禽を郊坰に射、軽足を険峻の上に馳せ、僚隷を盛日の下に暴し、火を挙げて往き、星に乗じて返り、機事は廃れて修まらず、賞罰は棄てて治まらず。或いは文艘を滉瀁に浮かべ、密網を緑川に布き、香餌を漣潭に垂れ、擢歌を清淵に縦にし、高繳を飛ばして以て軽鴻を下し、沈綸を引きて以て潜鱗を抜く。或いは罝罘を林麓の中に結び、重囲を山沢の表に合わせ、丹飈を豊草に列ね、逸騎を平原に騁せ、盧猟を縦にして以て狡獣を噬ましめ、軽鷂を飛ばして以て翔禽を鷙え、勁弩は狂兕を殪し、長戟は熊虎を斃す。此くの如くして、既に年を弥るも厭かず、載を歴て已まざるなり。
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抱朴子外篇・知止然り而して入れば則ち蘭房窈窕として、朱帷組帳あり、文茵は華第に兼ね舒び、艶容は左右に粲爛たり。軽き体、柔らかき声、清歌妙舞あり、宋蔡の巧み、陽阿の妍あり。口に辨菱・延露の曲を吐き、足は淥水・七槃の節を躡む。音を知れば耳を悦ばせ、冶姿は心を娯しませ、密宴は継ぎ集い、醽醁は撤せず。仰いでは綺閣に登り、俯しては清淵に映す。果林の丹翠に遊び、蕙囿の芬馥に戯る。文鱗は瀺灂し、朱習は頡頏す。飛繳は雲鴻を墜とし、沈綸は魴鯉を引く。遠珍は索めずして交々集まり、玩弄の紛華は自ずから至る。出づれば則ち朱輪は路に耀き、高蓋は軫を接ぎ、丹旗は雲のごとく蔚り、麾節は翕赫たり。金口は嘈□して□を献じ、戈甲は璀錯たり。得意は後乗に托し、嘉旨は属車に盈つ。遊観の娯しみを窮め、畋漁の歓びを極む。聖明の誉れは耳に満ちて入り、諂悦の言は口を異にして辞を同じくす。是の時に眇然として、意は古人を蔑し、伊・呂・管・晏も算うるに足らずと謂う。
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抱朴子外篇・博喻抱朴子曰く、沖飈の焚輪は、原火の増して熾んなる所以なるも、螢燭は之に値えば反って滅す、甘雨の膏沢は、嘉生の繁栄する所以なるも、枯木は之を得て以て速やかに朽つ、朱輪華轂は、俊民の大宝なるも、負乗は之を竊みて禍を召く、鼎食万鍾は、力を宣ぶるの弘報なるも、近才に之を授くれば以て餗を覆す。
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抱朴子外篇・博喻抱朴子曰く、霊鳳朝陽に響きを振るうも、未だ物を恵むの益有らざるに、聴きを下風に澄ませざるは莫く、鴟梟宵に垣宇に集まるも、未だ分厘の損有らざるに、耳を掩い鏑を註せざるは莫し。故に善言の往くや、遠きとして悦ばざる無く、悪言の来たるや、近きとして忤らわざる靡し。猶お日月の貞明に謝する無く、枉矢の暫く出づるに忘れらるるがごとし。
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抱朴子外篇・博喻抱朴子曰く、価直万金なる者は、其の物を見るを待たずして好悪別つ可く、条枝連抱なる者は、其の木を囲むを俟たずして巨細論ず可し。故に洪濤の天に滔るを望めば、則ち其の潢汙の中に起こらざるを知り、翰草の汪濊たるを観れば、則ち其の章句の徒より出でざるを知る。
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抱朴子外篇・廣譬抱朴子曰く、震雷は轟磕たるも、音を聾聵の耳に致す能わず。重光は天に麗くも、景を幽岫の中に曲ぐる能わず。凝冰は惨慄たるも、款冬の華を雕す能わず。朱飆は石を鑠かすも、蕭丘の木を靡かす能わず。故に至徳も移す能わざる所有るなり。