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抱朴子外篇 / 廣譬

抱樸子曰:理盡者不可責有余,一至者不可求兼濟。故洪濤之末,不能蕩浮萍;沖風之後,不能飏輕塵;勁弩之余力,不能洞霧縠;西頹之落暉,不能照山東。

新字:抱樸子曰:理尽者不可責有余,一至者不可求兼済。故洪濤之末,不能蕩浮萍;沖風之後,不能飏軽塵;勁弩之余力,不能洞霧縠;西頽之落暉,不能照山東。

書き下し

抱朴子曰く、理尽くる者には余り有るを責む可からず、一至の者には兼済を求む可からず。故に洪濤の末は、浮萍を蕩かす能わず。沖風の後は、軽塵を颺ぐ能わず。勁弩の余力は、霧縠を洞す能わず。西に頽るる落暉は、山東を照らす能わず。

現代語訳

抱朴子は言う。道理を尽くした者に、なお余りがあることを責めてはならず、一方の極みに至った者に、すべてを兼ね備えて救うことを求めてはならない。だから大波の末は浮き草を揺らせず、突風の後は軽い塵を舞い上げられず、強い弩の余力は薄絹のような霧を貫けず、西に傾く夕日は山の東を照らせない。

解説

力を出し切った者に余力を求めてはいけない、一つの道の極みに達した者に万能を求めてはいけない、と述べます。「洪濤の末」「沖風の後」「勁弩の余力」と、勢いが尽きた後の力を例にします。職場では、一つの分野の専門家に管理や営業まで同じ水準で期待しがちです。尽くした後の人に追加を重ねれば、成果も出ず本人も潰れます。人の力には限りがあり、尽力の後には余力を求めない配慮が、長期の戦力保持に効きます。

この章句が説くこと

理尽くる者には余り有るを責む可からず一至の者には兼済を求む可からず勁弩の余力は限界専門配慮

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