抱朴子外篇 / 廣譬
抱樸子曰:天居高而鑒卑,故其網雖疏而不漏;神聰明而正直,故其道賞真而伐偽。是以惠和暢於九區,則七耀得於玄昊;殘害著於品物,則二氣謬於四八。
新字:抱樸子曰:天居高而鑒卑,故其網雖疏而不漏;神聰明而正直,故其道賞真而伐偽。是以恵和暢於九区,則七耀得於玄昊;残害著於品物,則二気謬於四八。
書き下し
抱朴子曰く、天は高きに居て卑きを鑑る、故に其の網は疏なりと雖も漏らさず。神は聡明にして正直なり、故に其の道は真を賞して偽を伐つ。是を以て恵和九区に暢べば、則ち七耀玄昊に得、残害品物に著るれば、則ち二気四八に謬る。
現代語訳
抱朴子は言う。天は高いところにあって低いところを見下ろす。だからその網は目が粗いようでも漏らさない。神は聡明で正直であり、その道は真を賞して偽を討つ。こうして、恵みと和らぎが九つの州に行きわたれば、七つの輝く天体は天において正しい位置を得、残酷な害が万物に現れれば、陰陽の二気は四季八節の巡りにおいて誤る。
解説
天の網は目が粗いようで漏らさない、神は真を賞して偽を討つ。天網恢恢の発想で、不正は最終的に報いを受けるという世界観です。後半は、人の側の行いが天地の調子に響く、という感応の考えです。これは信仰の枠で読むと距離がありますが、実務では、不正や無理の積み重ねは時間をおいて表面化する、という警告として読めます。数字を作った者、ごまかした者、押し通した者の報いは、見えない間にも蓄積されます。短期の損得より、後に出る検査に耐える仕事を選ぶ根拠になります。
この章句が説くこと
其の網は疏なりと雖も漏らさず其の道は真を賞して偽を伐つ天は高きに居て卑きを鑑る天網正直報い
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