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抱朴子外篇 / 廣譬

抱樸子曰:物貴濟事而飾其末,化俗以德而言非其本,故綿布可以禦寒,不必貂狐;淳素可以匠物,不在文辯。抱樸子曰:沖飈謐氣則轉蓬山峙,修綱既舒則萬目齊理。故未有上好謙而下慢,主賤寶而俗貧。

新字:抱樸子曰:物貴済事而飾其末,化俗以徳而言非其本,故綿布可以禦寒,不必貂狐;淳素可以匠物,不在文弁。抱樸子曰:沖飈謐気則転蓬山峙,修綱既舒則万目斉理。故未有上好謙而下慢,主賤宝而俗貧。

書き下し

抱朴子曰く、物は事を済すを貴びて其の末を飾り、俗を化するに徳を以てして言は其の本に非ず。故に綿布以て寒さを禦ぐ可く、必ずしも貂狐ならず、淳素以て物を匠す可く、文弁に在らず。抱朴子曰く、沖飈気を謐かにすれば則ち転蓬山のごとく峙ち、修綱既に舒ぶれば則ち万目斉しく理まる。故に未だ上謙を好みて下慢なる、主宝を賤しみて俗貧しき有らず。

現代語訳

抱朴子は言う。物は事を成し遂げることを貴び、その末は飾りにすぎず、風俗を教化するには徳によるのであって、言葉は本ではない。だから綿布で寒さを防ぐことができ、必ずしも貂や狐の毛皮でなくてよく、飾らない素朴さで人や物を導くことができ、巧みな弁舌には依らない。抱朴子は言う。激しいつむじ風が気を静めれば転がる蓬も山のように立ち、大綱が張られれば網の万の目がそろって整う。だから、上が謙虚を好んで下が傲慢であることも、主が宝を賤しんで世が貧しいことも、これまでない。

解説

飾りより実、言葉より徳を本とする段です。綿布で寒さは防げ、毛皮は必要なく、素朴な誠実さで人を導けて雄弁は要りません。後半の「修綱既に舒ぶれば則ち万目斉しく理まる」は、大綱を張れば網の目が揃うという意味で、要所さえ押さえれば細部は整うという管理の要点を言い当てます。さらに、上が謙虚なら下は傲らず、君主が宝を賤しめば民が貧しくならない、と上の姿勢が下の風俗を決めるとも述べます。まず自分が範を示し、細部は大綱に従わせる、という順序です。

この章句が説くこと

修綱既に舒ぶれば則ち万目斉しく理まる綿布以て寒さを禦ぐ可く淳素以て物を匠す可く大綱範

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