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抱朴子外篇 / 博喻

抱樸子曰:天秩有不遷之常尊,無禮犯遄死之重刺。是以玄洲之禽獸,惟能言而不得廁貴牲;蛩蛩之負厥足,雖寄命而不得為仁義。

新字:抱樸子曰:天秩有不遷之常尊,無礼犯遄死之重刺。是以玄洲之禽獣,惟能言而不得廁貴牲;蛩蛩之負厥足,雖寄命而不得為仁義。

書き下し

抱朴子曰く、天秩に不遷の常尊有り、無礼なれば遄死の重刺を犯す。是を以て玄洲の禽獣は、惟だ能く言うのみにして貴牲に廁わるを得ず、蛩蛩の厥の足を負う、命を寄すと雖も仁義を為すを得ず。

現代語訳

抱朴子は言う。天の定めた秩序には動かない常の尊さがあり、礼を欠けば早死にという重い刺しを犯すことになる。だから玄洲の鳥獣は、ただ言葉を話せるだけで、貴い牲の仲間に加わることはできず、蛩蛩が自分の足を背負って命を寄せたとしても、仁義を為すことはできない。(原文に乱れがあり、字義どおりに訳した)

解説

天が定めた秩序は動かず、礼を欠けば重い咎を受ける、と始まります。続く玄洲の鳥獣や蛩蛩の例は、原文が崩れていそうで、確かな読みは控えます。確実に読めるのは、言葉を話せるだけでは貴い牲の列に加われない、命を預けても仁義は為せない、という骨格です。外見や表面の能力だけでは、本質的な資格にはならない。職場では、話が上手いだけの人を管理職に据えるのではなく、礼や筋を通す姿勢をもつ人を見る、という読み方ができます。

この章句が説くこと

天秩に不遷の常尊有り無礼なれば遄死の重刺を犯す惟だ能く言うのみにして貴牲に廁わるを得ず礼秩序

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