抱朴子外篇 / 廣譬
抱樸子曰:大鵬無戒旦之用,巨象無馳逐之才。故蔣琬敗績於百里,而為三臺之標;陳平困瘁於治家,而懷六奇之略。
新字:抱樸子曰:大鵬無戒旦之用,巨象無馳逐之才。故蒋琬敗績於百里,而為三台之標;陳平困瘁於治家,而懐六奇之略。
書き下し
抱朴子曰く、大鵬は旦を戒むるの用無く、巨象は馳逐の才無し。故に蔣琬は百里に績を敗れて、三台の標と為り、陳平は家を治むるに困瘁して、六奇の略を懐く。
現代語訳
抱朴子は言う。大鵬は朝を告げる用を務めず、大きな象は駆け回って獲物を追う才がない。だから蔣琬は百里の県で政績を損なったが、のちに三台の重臣の標となり、陳平は家を治めることに困り疲れたが、六つの奇策の謀略を胸に抱いていた。
解説
大鵬は夜明けを告げず、巨象は獣のように走れない。能力は大きさに応じた使い道があり、小さな役目に向かないことが無能を意味しない、という話です。「蔣琬は百里に績を敗れて」と、県の運営で失敗した人物が、のちに三台の標になった例が出ます。陳平は家政に疲れたが奇策の知略があった、とあります。原文が語るのはここまでです。人事では、最初の配属で結果が出なかった人を、その一回の失敗で評価しきらない視点が要ります。適性は職務の大きさや種類に依存します。
この章句が説くこと
蒋琬は百里に績を敗れて大鵬は旦を戒むるの用無く六奇の略を懐く適性配置大器
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