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抱朴子外篇 / 廣譬

抱樸子曰:聰者,料興亡於遺音之絕響;明者,覿機理於玄微之未形。故越人見齊桓不振之徵於未覺之疾;箕子識殷人鹿臺之禍於象箸之初。

新字:抱樸子曰:聰者,料興亡於遺音之絶響;明者,覿機理於玄微之未形。故越人見斉桓不振之徴於未覚之疾;箕子識殷人鹿台之禍於象箸之初。

書き下し

抱朴子曰く、聡き者は、興亡を遺音の絶響に料り、明らかなる者は、機理を玄微の未だ形れざるに覿る。故に越人は斉桓の振るわざるの徴を未だ覚えざるの疾に見、箕子は殷人の鹿台の禍を象箸の初めに識る。

現代語訳

抱朴子は言う。耳の聡い者は、消え残る余韻から国の興亡を推し量り、目の明らかな者は、まだ形にならない奥深い微かな道理の中に仕組みを見て取る。だから越人は斉の桓公の不調の兆しを、本人がまだ気づかない病に見抜き、箕子は殷の人々が鹿台で受ける禍を、象牙の箸が作られた最初の時に悟った。

解説

「象箸の初めに識る」。象牙の箸という小さな贅沢の始まりに、箕子は殷の鹿台の禍を見たというのが、この段の中心です。聡い者は消え入る余韻から興亡を測り、明らかな者はまだ形にならない微かな理を見ます。越人が桓公の病を本人の自覚より先に見たという例も並びます。大きな失敗は、小さな緩みの積み重ねの先にあります。数字に表れる前の違和感、たとえば会議の空気や離職の気配を拾えるかどうかが、管理職の目の差になります。

この章句が説くこと

興亡を遺音の絶響に料り機理を玄微の未だ形れざるに覿る象箸の初めに識る兆し洞察

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