抱朴子外篇 / 廣譬
抱樸子曰:四瀆辯源,五河分流,赴卑註海,殊途同歸。色不均而皆艷,音不同而鹹悲,香非一而並芳,味不等而悉美。
新字:抱樸子曰:四瀆弁源,五河分流,赴卑註海,殊途同帰。色不均而皆艶,音不同而鹹悲,香非一而並芳,味不等而悉美。
書き下し
抱朴子曰く、四瀆は源を弁じ、五河は流を分かち、卑きに赴きて海に注ぎ、途を殊にして帰を同じくす。色均しからざれども皆艶やかに、音同じからざれども咸悲しく、香一に非ざれども並びに芳しく、味等しからざれども悉く美し。
現代語訳
抱朴子は言う。四瀆(四つの大河)は源を異にし、五河は流れを分かち、低い所に赴いて海に注ぎ、道は違えど行き着く先は同じである。色は均しくなくてもみな艶やかで、音は同じでなくてもみな悲しく、香りは一つでなくてもともに芳しく、味は等しくなくてもことごとく美しい。
解説
道は違っても行き着く先が同じ、という段です。四瀆(四つの大河)は源が違い、五河は流れを分けても、低きに向かって海に注ぎます。「途を殊にして帰を同じくす」。後半は色、音、香り、味の多様さを挙げ、色が違っても艶やか、音が違っても悲しく、香りが違っても芳しいと続け、多様さを欠点にせず価値とします。意見や手法が違う部下がいても、目指す先が同じなら、やり方の違いは強みになります。揃えるべきは手段でなく目的であり、目的の共有こそが、多様な働き方を認める管理の核心です。
この章句が説くこと
途を殊にして帰を同じくす卑きに赴きて海に注ぎ色均しからざれども皆艶やかに多様性目的
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