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抱朴子外篇 / 博喻

抱樸子曰:田巛澮之流,不能運大白之艘;升合之器,不能容千鍾之物。熠耀不能並表微之景,常才不能別逸倫之器。蓋造化所假,聰明有本根也。

新字:抱樸子曰:田巛澮之流,不能運大白之艘;升合之器,不能容千鍾之物。熠耀不能並表微之景,常才不能別逸倫之器。蓋造化所仮,聰明有本根也。

書き下し

抱朴子曰く、田の畎澮の流は、大白の艘を運ぶ能わず、升合の器は、千鍾の物を容るる能わず。熠耀は表微の景に並ぶ能わず、常才は逸倫の器を別つ能わず。蓋し造化の仮す所にして、聡明に本根有るなり。

現代語訳

抱朴子は言う。田の用水路の流れは、大きな舟を運ぶことができず、升や合の小さな器は、千鍾の物を容れることができない。蛍の光は大いなる光に並ぶことができず、並の才では並外れた人物の器を見分けることができない。思うに造化が授けるところであり、聡明さには生まれつきの根本があるのだ。

解説

容れものの大きさには生まれ持った幅がある、という段です。田の溝は大船を浮かべられず、升や合の器に千鍾は入りません。「常才は逸倫の器を別つ能わず」。蛍の光は大きな光に並べず、並の才の人には、並外れた人物の大きさが見分けられません。論点は、評価する側の器が評価できる範囲を決めるという点です。上司が小さな物差ししか持たなければ、物差しを超える部下は理解されないまま過小評価されます。自分の物差しの長さを自覚し、測れない相手には別の目の助けを借りる姿勢が必要です。

この章句が説くこと

常才は逸倫の器を別つ能わず升合の器は聡明に本根有る器量見る目

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