抱朴子外篇 / 博喻
抱樸子曰:銳鋒產乎鈍石,明火熾乎暗木,貴珠出乎賤蚌,美玉出乎醜璞。是以不可以父母限重華,不可以祖禰量衛霍也。
新字:抱樸子曰:鋭鋒産乎鈍石,明火熾乎暗木,貴珠出乎賤蚌,美玉出乎醜璞。是以不可以父母限重華,不可以祖祢量衛霍也。
書き下し
抱朴子曰く、鋭鋒は鈍石に産まれ、明火は暗木に熾り、貴珠は賤蚌より出で、美玉は醜璞より出づ。是を以て父母を以て重華を限る可からず、祖禰を以て衛霍を量る可からず。
現代語訳
抱朴子は言う。鋭い刃先は鈍い石から生まれ、明るい火は暗い木から燃え上がり、貴い真珠は卑しい蚌から出て、美しい玉は醜い原石から出る。だから父母の素性によって重華を限ってはならず、祖先の家柄によって衛霍を量ってはならない。
解説
鋭い刃は鈍い石から、明るい火は暗い木から、真珠は貧しい貝から、美玉は醜い原石から生まれる。見た目の出自から価値は測れない、という段です。結びに、父母の素性で重華を、祖先の家柄で衛霍を限るべきでない、と並べます。「祖禰を以て衛霍を量る可からず」。履歴書の出身や前職の見た目で将来性を限らない、という採用と育成の原則に通じます。原石かどうかは、与えた機会への反応で確かめるものです。
この章句が説くこと
鋭鋒は鈍石に産まれ貴珠は賤蚌より出で美玉は醜璞より出づ祖祢を以て衛霍を量る可からず原石出自
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