抱朴子外篇 / 博喻
抱樸子曰:華袞粲爛,非只色之功;嵩岱之峻,非一簣之積。故九子任而康凝之績熙,四七授而佐命之勛著。
書き下し
抱朴子曰く、華袞の粲爛たるは、只だ色の功のみに非ず、嵩岱の峻きは、一簣の積みに非ず。故に九子任ぜられて康凝の績熙まり、四七授けられて佐命の勲著わる。
現代語訳
抱朴子は言う。美しい礼服の輝きは、ただ色の功だけではなく、嵩山や岱山の高さは、一籠の土を積んだだけのものではない。だから九人が任ぜられて世を安んじ固める功績が広まり、四七の者が授けられて天命を補佐する勲功が著れた。
解説
美しい礼服の輝きは染め色だけの功ではなく、嵩山や岱山の高さも一籠の土では築けない。多くの要素の集積が成果になる、という前半を受けて、九人が任じられて治績が広まり、四七の人が授けられて補佐の功が現れた、と人数の力を示します。「嵩岱の峻きは、一簣の積みに非ず」。大きな成果は一人の功ではないという理解です。成果を一人の手柄にしがちな場面で、チームの分担を見直す観点になります。
この章句が説くこと
華袞の粲爛たるは嵩岱の峻きは一簣の積みに非ず九子任ぜられて康凝の績熙まり集積分担
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