抱朴子外篇 / 博喻
抱樸子曰:鱗止鳳儀,所患在少;狐鳴梟呼,世忌其多。是以俊乂盈朝,而求賢者未倦;讒佞作威,而忠貞者切齒。
新字:抱樸子曰:鱗止鳳儀,所患在少;狐鳴梟呼,世忌其多。是以俊乂盈朝,而求賢者未倦;讒佞作威,而忠貞者切歯。
書き下し
抱朴子曰く、麟止まり鳳儀るは、患うる所少なきに在り、狐鳴き梟呼ぶは、世其の多きを忌む。是を以て俊乂朝に盈つるも、賢を求むる者は未だ倦まず、讒佞威を作せば、忠貞なる者は歯を切む。
現代語訳
抱朴子は言う。麒麟が来て止まり鳳凰が舞い降りるのは、憂えるところはその数が少ないことにあり、狐が鳴き梟が呼ぶのは、世間がその多さを嫌う。だから優れた人材が朝廷に満ちていても、賢者を求める者はなお倦むことがなく、讒言する者や媚びへつらう者が威を振るえば、忠義で正しい者は歯ぎしりする。
解説
麒麟や鳳凰は少なすぎることが嘆かれ、狐や梟は多すぎることが忌まれる、という対比です。そこから、優れた人が朝廷に満ちても賢者を求める手は止まらず、讒言する者が威を振るえば忠臣は歯がみする、と進みます。「俊乂朝に盈つるも賢を求むる者は未だ倦まず」。人材は足りたと思った時点で探すのをやめないこと、害になる人は少数でも放置しないことが、組織の風通しを分けます。人が揃っているときほど、採用の目を緩めない姿勢が問われます。
この章句が説くこと
麟止まり鳳儀るは俊乂朝に盈つるも賢を求むる者は未だ倦まず讒佞威を作せば人材讒言
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