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抱朴子外篇 / 博喻

抱樸子曰:四聰廣辟,則羲和納景;萬仞虛己,則行潦交赴。故博辨之道弘,則異聞畢集;庭燎之耀輝,則奇士叩角;誹謗之木設,則有過必知;敢諫之鼓懸,則直言必獻。

新字:抱樸子曰:四聰広辟,則羲和納景;万仞虚己,則行潦交赴。故博弁之道弘,則異聞畢集;庭燎之耀輝,則奇士叩角;誹謗之木設,則有過必知;敢諫之鼓懸,則直言必献。

書き下し

抱朴子曰く、四聡広く辟けば、則ち羲和景を納れ、万仞己を虚しくすれば、則ち行潦交ごも赴く。故に博辨の道弘ければ、則ち異聞畢く集まり、庭燎の耀輝けば、則ち奇士角を叩き、誹謗の木設くれば、則ち過ち有らば必ず知り、敢諫の鼓懸くれば、則ち直言必ず献ぜらる。

現代語訳

抱朴子は言う。四方の耳目を広く開けば、日の光が差し込み、万仞の高みも己を空にすれば、道の水たまりの水が次々と流れ込む。だから広く弁じ合う道が広ければ、珍しい話がことごとく集まり、庭の篝火が輝けば、優れた士が角を叩いて名乗り出、誹謗の木を立てれば、過ちがあれば必ず知ることができ、敢えて諫める鼓を懸ければ、直言が必ず献じられる。

解説

耳目を開き、己を空にすれば情報も人も集まる、という前半に、具体策が四つ続きます。庭燎を焚いて賢人を迎える、誹謗の木を立てる、諫めの鼓を懸ける。いずれも意見が入る口を、制度として開けておく話です。「誹謗の木設くれば、則ち過ち有らば必ず知り」。現代なら意見箱や面談、批判しやすい会議の設計に当たります。耳が痛い話が上がってこないのは、人柄の問題より入口の設計の問題だと読めます。

この章句が説くこと

万仞己を虚しくすれば博弁の道弘ければ誹謗の木設くれば敢諫の鼓懸くれば直言傾聴

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