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抱朴子外篇 / 博喻

抱樸子曰:法無一定,而慕權宜之隨時,功不倍前,而好屢變以偶俗,猶剸高馬以適卑車,削附踝以就偏履,斷長劍以赴短鞞,割尺璧以納促匣也。

新字:抱樸子曰:法無一定,而慕権宜之随時,功不倍前,而好屡変以偶俗,猶剸高馬以適卑車,削附踝以就偏履,断長剣以赴短鞞,割尺璧以納促匣也。

書き下し

抱朴子曰く、法に一定無くして、権宜の時に随うを慕い、功は前に倍せずして、屢しば変じて俗に偶うを好むは、猶お高馬を剸りて卑車に適わせ、附踝を削りて偏履に就け、長剣を断ちて短鞞に赴かせ、尺璧を割きて促匣に納るるがごとし。

現代語訳

抱朴子は言う。法に一定の形がなく、その場その場の便宜に従うことを慕い、成果は前より倍にもならないのに、たびたび変えて世俗に合わせることを好むのは、背の高い馬を切って低い車に合わせ、くるぶしを削って歪んだ履き物に合わせ、長い剣を断って短い鞘に収め、一尺の璧を割って狭い箱に納めるようなものである。

解説

法や制度をころころ変えて世間に合わせる姿勢を、四つの切り詰めのたとえで退けます。背の高い馬を切って低い車に合わせ、くるぶしを削って歪んだ靴に合わせ、長い剣を断って短い鞘に収め、璧を割って狭い箱に納める。合わせる対象と合わせられる対象が逆になっています。「功は前に倍せずして、屢しば変じて」という成果と比べる視点が効いています。組織改編や方針変更を繰り返す前に、変えたことで成果は上がったかを検証する。変更自体が目的になっていないかを確かめる句です。

この章句が説くこと

功は前に倍せずして屡しば変じて俗に偶うを好む高馬を剸りて卑車に適わせ尺璧を割きて促匣に納るる改革検証

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