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抱朴子外篇 / 博喻

抱樸子曰:卑高不可以一概齊,餐廩不可以勸沮化。是以惠施患從車之苦少,莊周憂得魚之方多。

新字:抱樸子曰:卑高不可以一概斉,餐廩不可以勧沮化。是以恵施患従車之苦少,荘周憂得魚之方多。

書き下し

抱朴子曰く、卑高は一概を以て斉しくす可からず、餐廩は勧沮を以て化す可からず。是を以て恵施は従車の苦少なきを患え、荘周は得魚の方多きを憂う。

現代語訳

抱朴子は言う。身分の低い高いは、一律に同じにすることはできず、食禄を与えたり取り上げたりすることで、人を感化することもできない。だから恵施は、車に従う苦労が少ないことを患い、荘周は、魚を得る方法が多いことを憂えた。(後半二句は原文の意が取りにくく、字義どおりに訳した)

解説

人の立場や求めるものは一様ではなく、報酬の与奪だけでは人を変えられない、という前半が骨です。「卑高は一概を以て斉しくす可からず、餐廩は勧沮を以て化す可からず」。後半の恵施と荘周の例は、原文の意が取りにくいところで、確かな読みは控えます。現場で読むなら、給与や賞罰の制度だけで動機を揃えようとしても限界がある、という指摘になります。同じ報酬でも受け取り方は立場で違う。人ごとの事情を聞いたうえで、制度を設計する必要があります。

この章句が説くこと

卑高は一概を以て斉しくす可からず餐廩は勧沮を以て化す可からず荘周は得魚の方多きを憂う動機制度

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