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抱朴子外篇 / 博喻

抱樸子曰:精純舛跡,則淩遲者愧恨;壯弱異科,則扛鼎者見忌。是以淮陰顯擢,而庸隸悒懊以疾其超;武安功高,而范睢飾談以破其事。

新字:抱樸子曰:精純舛跡,則淩遅者愧恨;壮弱異科,則扛鼎者見忌。是以淮陰顕擢,而庸隸悒懊以疾其超;武安功高,而范睢飾談以破其事。

書き下し

抱朴子曰く、精純、跡を舛にすれば、則ち凌遅する者は愧恨し、壮弱、科を異にすれば、則ち鼎を扛ぐ者は忌まる。是を以て淮陰は顕擢せられて、庸隷は悒懊して其の超ゆるを疾み、武安は功高くして、范睢は談を飾りて以て其の事を破る。

現代語訳

抱朴子は言う。精純な者と行いを違えれば、後れて衰える者は恥じ恨み、壮健な者と弱い者とで等級が異なれば、鼎を持ち上げるほどの力の者は忌み嫌われる。だから淮陰は抜擢されて目立つと、凡庸な下役は鬱々としてその飛び越えを憎み、武安は功が高くなると、范睢は言葉を飾ってその事業を壊した。

解説

優れた者が抜擢されると、後れた者の恥と恨みが生まれ、力のある者は忌まれます。「壮弱、科を異にすれば、則ち鼎を扛ぐ者は忌まる」。淮陰が抜擢されたときの凡庸な下役の鬱屈、武安の功を言葉で壊した范睢の例が続きます。能力が突出した人が、嫉妬の標的になる構図です。人事で抜擢をするとき、本人の力だけでなく、周囲の受け止めまで設計に入れる必要があります。抜擢された側を守る手当てを欠くと、せっかくの人材が潰される。そのことを教える句です。

この章句が説くこと

鼎を扛ぐ者は忌まる庸隷は悒懊して其の超ゆるを疾み范睢は談を飾りて以て其の事を破る嫉妬抜擢

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