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抱朴子外篇 / 省煩

然守常之徒,而卒聞此義,必將愕然創見,謂之狂生矣。夫三王不相沿樂,五帝不相襲禮,而其移風易俗,安上治民一也。或革或因,損益懷善,何必當乘船以登山,策馬以涉川,被甲以升廟堂,重裘以當隆暑乎!若謂古事終不可變,則棺槨不當代薪埋,衣裳不宜改裸袒矣。

新字:然守常之徒,而卒聞此義,必将愕然創見,謂之狂生矣。夫三王不相沿楽,五帝不相襲礼,而其移風易俗,安上治民一也。或革或因,損益懐善,何必当乗船以登山,策馬以渉川,被甲以升廟堂,重裘以当隆暑乎!若謂古事終不可変,則棺槨不当代薪埋,衣裳不宜改裸袒矣。

書き下し

然れども守常の徒は、卒かに此の義を聞かば、必ず将に愕然として創見とし、之を狂生と謂わん。夫れ三王は楽を相沿わず、五帝は礼を相襲わず、而も其の風を移し俗を易え、上を安んじ民を治むること一なり。或いは革め或いは因り、損益して善を懐く、何ぞ必ずしも当に船に乗りて以て山に登り、馬に策ちて以て川を渉り、甲を被て以て廟堂に升り、重裘して以て隆暑に当たらんや。若し古事は終に変う可からずと謂わば、則ち棺槨は当に薪に代えて埋むべからず、衣裳は宜しく裸袒を改むべからず。

現代語訳

しかし、常を守る徒は、この主張を急に聞けば、必ず驚いて初めて見るものとし、これを狂った書生と呼ぶだろう。そもそも三王は音楽を引き継がず、五帝は礼を踏襲しなかったが、それでも風を移し俗を易え、上を安んじ民を治めることは同じだった。あるいは改め、あるいは踏まえ、増やし減らして善を目指す。どうして船に乗って山に登り、馬に鞭打って川を渡り、鎧を着て廟堂に上り、重ね着をして盛夏に当たることがあろうか。もし古いことは決して変えてはならないと言うなら、棺槨を薪の代わりにして埋めることも、衣裳をあらためて裸の習いを改めることもできないはずだ。

解説

改革を口にする者は「狂生」と呼ばれる。その覚悟を先に述べた段です。根拠は「三王は楽を相沿わず、五帝は礼を相襲わず」。時代ごとに作り替えても、世を治め民を安んじる目的は同じだったと言います。船で山に登り、馬で川を渡る例えは、手段が場に合っていない状態です。古いことを変えられないなら、棺を薪の代わりに埋める習いも、衣服を着る前の裸も改められないはずだ、と極端な帰結で突きます。目的は固定し、手段は替える。この切り分けが改革の前提になります。

この章句が説くこと

三王は楽を相沿わず五帝は礼を相襲わず或いは革め或いは因り船に乗りて以て山に登り改革目的

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