易経 / 隨卦
官有渝,從正吉也。出門交有功,不失也。 系小子,弗兼與也。 系丈夫,志舍下也。 隨有獲,其義凶也。有孚在道,明功也。 孚于嘉,吉;位正中也。 拘系之,上窮也。周易 第十八卦 巽下艮上 易經:蠱:元亨。利涉大川。先甲三日,後甲三日。 初六:幹父之蠱,有子考,无咎,厲終吉。 九二:幹母之蠱,不可貞。 九三:幹父之蠱,小有悔,无大咎。 六四:裕父之蠱,往見吝。 六五:幹父之蠱,用譽。 上九:不事王侯,高尚其事。 彖曰:
新字:官有渝,従正吉也。出門交有功,不失也。 系小子,弗兼与也。 系丈夫,志舎下也。 随有獲,其義凶也。有孚在道,明功也。 孚于嘉,吉;位正中也。 拘系之,上窮也。周易 第十八卦 巽下艮上 易経:蠱:元亨。利渉大川。先甲三日,後甲三日。 初六:幹父之蠱,有子考,无咎,厲終吉。 九二:幹母之蠱,不可貞。 九三:幹父之蠱,小有悔,无大咎。 六四:裕父之蠱,往見吝。 六五:幹父之蠱,用誉。 上九:不事王侯,高尚其事。 彖曰:
書き下し
官渝わる有りとは、正に従えば吉なるなり。門を出でて交われば功有りとは、失わざるなり。小子に系るとは、兼ね与せざるなり。丈夫に系るとは、志下を舎つるなり。随いて獲る有りとは、其の義凶なるなり。孚有りて道に在りとは、明の功なり。嘉に孚あり、吉とは、位正中なればなり。之を拘系すとは、上窮まるなり。周易 第十八卦。巽下艮上。易経。蠱は、元いに亨る。大川を渉るに利ろし。甲に先だつこと三日、甲に後るること三日。初六、父の蠱を幹す、子有れば考咎无し、厲けれども終には吉。九二、母の蠱を幹す、貞にすべからず。九三、父の蠱を幹す、小しく悔い有れども、大いなる咎无し。六四、父の蠱を裕かにす、往けば吝を見る。六五、父の蠱を幹す、用て誉れあり。上九、王侯に事えず、其の事を高尚にす。彖に曰く、
現代語訳
「主とするものが変わる」とは、正しいものに従えば吉だということである。「門を出て広く交われば功がある」とは、道を失わないことである。「年少の者にとらわれる」とは、両方と結ぶことはできないということである。「立派な男にとらわれる」とは、志が下の者を捨てることである。「従う者を得て獲物がある」とは、その道理からして凶だということである。「誠があって道にかなう」とは、明らかな知恵の功である。「善いものに誠を尽くして吉」とは、位が正しく中を得ているからである。「固くとらえて結びつける」とは、上で行き詰まっているからである。『周易』第十八の卦。下が巽(風)、上が艮(山)の卦である。易経にいう。蠱(腐敗、立て直すべき乱れ)は、大いに通る。大きな川を渡るような大事に乗り出すのがよい。事を始める甲の日の三日前によく考え、甲の日の三日後までよく見届ける。初六、父の残した乱れを立て直す。そのような子がいれば、亡き父もとがめを免れる。危ういが最後には吉である。九二、母の残した乱れを立て直す。正しさをかたくなに押し通してはならない。九三、父の残した乱れを立て直す。少し悔いはあるが、大きなとがめはない。六四、父の残した乱れをゆるやかに見過ごす。そのまま進めば恥を見る。六五、父の残した乱れを立て直す。それによって誉れを得る。上九、王侯に仕えず、自分の志を高く保つ。彖伝にいう。
解説
関連する章句
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易経・蠱卦父の蠱を幹すとは、意考を承くるなり。母の蠱を幹すとは、中道を得るなり。父の蠱を幹すとは、終に咎无きなり。父の蠱を裕かにすとは、往くも未だ得ざるなり。父を幹して誉れを用うるとは、承くるに徳を以てするなり。王侯に事えずとは、志則るべきなり。周易 第十九卦。兌下坤上。易経。臨は、元いに亨る。貞しきに利ろし。八月に至りて凶有り。初九、咸じて臨む、貞にして吉。九二、咸じて臨む、吉にして利ろしからざる无し。六三、甘くして臨む、利ろしき攸无し。既に之を憂うれば、咎无し。六四、至りて臨む、咎无し。六五、知もて臨む、大君の宜しきなり、吉。上六、敦くして臨む、吉にして咎无し。彖に曰く、
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易経・豫卦初六豫を鳴らすとは、志窮まりて凶なり。日を終えず、貞にして吉とは、中正なるを以てなり。盱りて豫しみ悔い有りとは、位当たらざればなり。由りて豫しむ、大いに得る有りとは、志大いに行わるるなり。六五貞にして疾むとは、剛に乗ればなり。恒に死せずとは、中未だ亡びざればなり。豫に冥くして上に在り、何ぞ長かるべけんや。周易 第十七卦。震下兌上。易経。随は、元いに亨る。貞しきに利ろし。咎无し。初九、官渝わる有り、貞にして吉。門を出でて交われば功有り。六二、小子に系りて、丈夫を失う。六三、丈夫に系りて、小子を失う。随いて求むる有れば得。貞に居るに利ろし。九四、随いて獲る有り、貞なれども凶。孚有りて道に在り、以て明らかなれば、何の咎かあらん。九五、嘉に孚あり、吉。上六、之を拘系し、乃ち従いて之を維ぐ。王用て西山に亨す。彖に曰く、
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易経・彖伝蠱は、剛上りて柔下る、巽いて止まる、蠱なり。蠱は、元いに亨りて天下治まるなり。「大川を渉るに利ろし」とは、往きて事有ればなり。「甲に先だつこと三日、甲に後るること三日」とは、終われば則ち始め有り、天の行なればなり。
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易経・序卦大を有つ者は以て盈つべからず、故に之を受くるに謙を以てす。大を有ちて能く謙なれば必ず豫(よろこ)ぶ、故に之を受くるに豫を以てす。豫べば必ず随(したが)うこと有り、故に之を受くるに随を以てす。喜びを以て人に随う者は必ず事有り、故に之を受くるに蠱(こ)を以てす。蠱とは、事なり。事有りて而る後に大なるべし、故に之を受くるに臨を以てす。
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易経・萃卦乃ち乱れ乃ち萃まるとは、其の志乱るるなり。引かるれば吉にして咎无しとは、中未だ変ぜざればなり。往けば咎无しとは、上巽(したが)へばなり。大吉にして咎无しとは、位当らざればなり。萃むるに位有りとは、志未だ光いならざるなり。齎咨涕洟すとは、未だ上に安んぜざるなり。周易 第四十六卦。巽下坤上。易経。升は、元いに亨る。用て大人を見る、恤ふる勿かれ、南に征けば吉。初六、允(まこと)に升る、大吉。九二、孚あれば乃ち禴を用ゐるに利あり、咎无し。九三、虚邑に升る。六四、王用て岐山に亨(まつ)る、吉にして咎无し。六五、貞にして吉、階に升る。上六、冥(くら)くして升る、息(や)まざるの貞に利あり。彖に曰く、
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易経・彖伝隨は、剛来りて柔に下る、動きて説ぶ、隨なり。大いに亨りて貞にして咎无し、而して天下時に隨う、時に隨うの義大なるかな。
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