易経 / 革卦
鞏用黃牛,不可以有為也。 巳日革之,行有嘉也。 革言三就,又何之矣。 改命之吉,信志也。 大人虎變,其文炳也。 君子豹變,其文蔚也。小人革面,順以從君也。
新字:鞏用黄牛,不可以有為也。 巳日革之,行有嘉也。 革言三就,又何之矣。 改命之吉,信志也。 大人虎変,其文炳也。 君子豹変,其文蔚也。小人革面,順以従君也。
書き下し
鞏むるに黄牛を用ゐるとは、以て為す有るべからざるなり。巳日に之を革むとは、行きて嘉(よ)きこと有るなり。革言三たび就るとは、又何(いづ)くにか之(ゆ)かん。命を改むるの吉は、志を信ぜらるればなり。大人虎変すとは、其の文(あや)炳(へい)たるなり。君子豹変すとは、其の文蔚(うつ)たるなり。小人は面を革むとは、順にして以て君に従ふなり。
現代語訳
黄牛の皮で固く縛るとは、まだ事を起こしてはならないのである。巳の日にこれを改めるとは、進んでよいことがあるのである。改革の議論が三度まとまったのなら、ほかにどこへ行こうか(もう迷うことはない)。天命を改めて吉とは、その志が信じられるからである。大人物が虎のように変わるとは、その模様がくっきりと輝くのである。君子が豹のように変わるとは、その模様が細やかで美しいのである。小人が顔つきを改めるとは、素直に君主に従うのである。
解説
革の爻辞に象伝が理由を添えた部分です。初九で黄牛の革で固く縛るのは「以て為す有るべからざるなり」、まだ事を起こしてはならない時だからだと説きます。九四で命を改めて吉なのは「志を信ぜらるればなり」、改める者の志が人々に信じられているからです。君子豹変は「其の文蔚たるなり」と、豹の模様のように細やかで美しい変わり方だと言い、小人は顔つきを改めて素直に従うと添えます。改革は制度を変える前に、志が信じられているかが問われます。信頼のないまま号令をかけていないか、省みたいところです。
この章句が説くこと
改革信頼時機変化
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