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抱朴子外篇 / 百里

夫用非其人,譬猶被木馬以繁纓,何由騁跡於追風?以壤龍當雲雨,安能耀景於天衢哉?若秉國之鈞,出納王命者,審良藥之顧眄,不令跛蹇廁騏騄,冒昧茍得,暗於自量者,慮中道之顛躓,不以駑薾服鸞衡,則何患庶績之不康,何憂四兇之不退,三皇豈足四,五帝難六哉!

新字:夫用非其人,譬猶被木馬以繁纓,何由騁跡於追風?以壤竜当雲雨,安能耀景於天衢哉?若秉国之鈞,出納王命者,審良薬之顧眄,不令跛蹇廁騏騄,冒昧苟得,暗於自量者,慮中道之顛躓,不以駑薾服鸞衡,則何患庶績之不康,何憂四兇之不退,三皇豈足四,五帝難六哉!

書き下し

夫れ用うるに其の人に非ざるは、譬えば猶お木馬に繁纓を被すがごとし。何に由りて跡を追風に騁せん。壌竜を以て雲雨に当つれば、安んぞ景を天衢に耀かすを得ん。若し国の鈞を秉り、王命を出納する者、良薬の顧眄を審らかにし、跛蹇をして騏騄に廁らしめず、冒昧して茍くも得、自ら量るに暗き者を、中道の顛躓を慮りて、駑薾を以て鸞衡に服せざれば、則ち何ぞ庶績の康からざるを患え、何ぞ四凶の退かざるを憂えん。三皇も豈に四に足らんや、五帝も六を難しとせん。

現代語訳

その人でない者を用いるのは、たとえば木の馬に立派な馬の飾りをつけるようなものである。どうして風を追う駿馬のように駆けられようか。土の龍で雲雨に当たらせても、どうして天の道に光を輝かせられようか。もし国の鈞(要職)を握り、王命を出し入れする者が、良薬を選ぶように人を見極め、足の悪い馬を名馬の列に加えず、軽率に不当にも得ようとし、自ら量ることに暗い者を、中途で転ぶことを案じて、駄馬を鸞の轡につながなければ、どうして多くの功績が成らないことを患い、どうして四凶が退かないことを憂えようか。三皇も四つ目に足りず、五帝も六つ目として数えがたいほどになるだろう。

解説

人を用いるのにその人でないのは、木の馬に立派な飾りをつけて走らせようとするようなものだと、葛洪は例えます。土の龍に雲雨を起こさせても輝けない、という比喩も同じ趣旨です。後半では、国の枢要を握る者が良薬を選ぶように人を見極め、足の悪い馬を名馬の列に加えず、自ら量ることに暗い者も任に就けなければ、多くの功績が成り、悪人も退くと述べます。適材適所は飾りでは得られず、見極めと勇気に支えられます。重要職に就ける前に、その人が実際に走れるかを、飾りでなく中身で確かめる姿勢が求められます。

この章句が説くこと

譬えば猶お木馬に繁纓を被すがごとし良薬の顧眄を審らかにし跛蹇をして騏騄に廁らしめず駑薾を以て鸞衡に服せざれば適所見極め

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