導師導古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

抱朴子外篇 / 勖學

以是賢人悲寓世之倏忽,疾泯沒之無稱;感朝聞之弘訓,悟通微之無類;懼將落之明戒,覺罔念之作狂;不飽食以終日,不棄功於寸陰;鑒逝川之勉誌,悼過隙之電速;割遊情之不急,損人間之末務;洗憂貧之心,遣廣願之穢,息畋獵博奕之遊戲,矯晝寢坐睡之懈怠;知徒思之無益,遂振策於聖途。學以聚之,問以辯之,進德修業,溫故知新。

新字:以是賢人悲寓世之倏忽,疾泯没之無称;感朝聞之弘訓,悟通微之無類;懼将落之明戒,覚罔念之作狂;不飽食以終日,不棄功於寸陰;鑒逝川之勉誌,悼過隙之電速;割遊情之不急,損人間之末務;洗憂貧之心,遣広願之穢,息畋猟博奕之遊戯,矯昼寝坐睡之懈怠;知徒思之無益,遂振策於聖途。学以聚之,問以弁之,進徳修業,温故知新。

書き下し

是を以て賢人は寓世の倏忽を悲しみ、泯没して称無きを疾み、朝に聞くの弘訓に感じ、通微の類無きを悟り、将に落ちんとするの明戒を懼れ、罔念の狂と作るを覚る。飽食して以て日を終えず、功を寸陰に棄てず。逝川に鑑みて志を勉め、過隙の電速を悼む。遊情の不急なるを割き、人間の末務を損ず。憂貧の心を洗い、広願の穢れを遣り、畋猟博奕の遊戯を息め、昼寝坐睡の懈怠を矯す。徒思の益無きを知り、遂に策を聖途に振るう。学びて以て之を聚め、問いて以て之を弁じ、徳に進み業を修め、故きを温ねて新しきを知る。

現代語訳

こうして賢人は、この世に仮住まいする時間の短さを悲しみ、消えうせて称えられる名がないことを憎み、朝に道を聞く大きな教えに感動し、微妙な道理に通じる者がいないことを悟り、いまにも落ちようとする明らかな戒めを恐れ、考えないことが狂人になることだと覚る。腹いっぱい食べてただ一日を終えず、わずかな時間の功をも捨てない。流れゆく川に自らを照らして志を励まし、隙間を駆ける稲妻のような時の速さを悼む。急がない遊びの心を断ち、世俗の枝葉の務めを減らす。貧しさを憂える心を洗い、大きな願いの穢れを遣り、狩りや博打の遊びをやめ、昼寝やうたた寝の怠けを正す。ただ思うだけでは益がないと知り、ついに鞭を聖人の道に振るう。学んでこれを集め、問うてこれを弁じ、徳に進み業を修め、古きを温ねて新しきを知る。

解説

時間の短さへの自覚が学びの動機になる、という段です。「飽食して以て日を終えず、功を寸陰に棄てず」と、一日を漫然と過ごさない構えを述べ、遊びや昼寝の怠けまで列挙して戒めます。最後は「学びて以て之を聚め、問いて以て之を弁じ」と、学ぶ・問うの二本立てで締めます。単に勤勉を説くのではなく、思うだけでは益がなく行動が要る、という指摘がポイントです。忙しい管理職ほど、日々の中で学びに充てる時間を意識して確保しなければ、いつまでも後回しになります。学びを予定に入れるかどうかが、数年後の差になります。

この章句が説くこと

功を寸陰に棄てず徒思の益無きを知り遂に策を聖途に振るう学びて以て之を聚め問いて以て之を弁じ時間

関連する章句

古典の入門書『人生の教科書』の表紙

人生の答えは、ぜんぶ古典に書いてあった。

古典の入門書『人生の教科書』(PDF)と、師導の全機能1か月がセットで700円。二十四の悩みに、論語・老子・孫子から徒然草・五輪書までが答えます。

本の中身を見る
古典の入門書『人生の教科書』(PDF)+師導1か月=700円 本を見る