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碧巌録 / 第七十七則

舉。僧問雲門。如何是超佛越祖之談門云。餬餅。

新字:舉。僧問雲門。如何是超仏越祖之談門云。餬餅。

書き下し

挙す。僧、雲門に問ふ、「如何なるか是れ超仏越祖の談」。門云く、「餬餅」。

現代語訳

ある僧が雲門に問うた。「仏を超え祖師を越える言葉とはどういうものですか」。雲門は言った。「胡餅(ごまの焼き餅)だ」。

解説

本則は雲門文偃と一人の僧の短い問答である。僧は、仏も祖師も超え出た究極の言葉とは何かと、大上段から問いかけた。雲門はそれに、ありふれた食べ物である胡餅の一語で答えた。高尚な問いに日常の一物で応じたところに、この公案の要がある。雲門は短い一語で相手の問いを断ち切る答え方を得意とした禅僧である。圜悟は、胡餅を超仏越祖の言葉だと解するのも、胡餅を何かの象徴と読むのも誤りだと評唱で戒めている。大きな理想を語るほど、目の前の一つの仕事から離れていないかを省みさせる則である。

この章句が説くこと

雲門餬餅超仏越祖日常公案言葉

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