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碧巌録 / 第九則

句裏呈機劈面來 爍迦羅眼絕纖埃東西南北門相對無限輪鎚擊不開

新字:句裏呈機劈面来 爍迦羅眼絶繊埃東西南北門相対無限輪鎚撃不開

書き下し

句裏に機を呈して劈面に来る、爍迦羅眼纖埃を絶す。東西南北門相対す、無限の輪鎚撃てども開かず。

現代語訳

句の中に機鋒を示して、真正面から迫ってくる。爍迦羅眼には微塵ひとつない。東西南北の門が向かい合い、限りない鉄鎚で打っても開かない。

解説

雪竇重顕が第九則に付けた頌である。一句目は、僧の「如何なるか是れ趙州」という問いが、句の中に機鋒を潜ませて真正面から迫ってきたことを詠む。二句目は、それを受け止めた趙州の眼が、塵ひとつ寄せつけない金剛の眼であったと称える。三句目と四句目は趙州が答えた四門を取り上げ、東西南北の門が相対して立ち、限りない鉄鎚で打っても開かないと結ぶ。門は開け放たれているようでいて、理屈や力では決して開かないという逆説が要である。現代の働く者には、平明な答えほど奥が深く、力ずくでは決して入れないことを教えている。

この章句が説くこと

句裏呈機雪竇頌機鋒公案言葉

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