兵法家伝書 / 新陰流外物進履橋相手二人・跡向き・二人連れ
相手二人有時之心持之事 一 是は所作の仕樣有之、二人にても三人にても同じ事なり。口傳にあらざれば傳へ難し、二人同じ樣に心を付候ては難成事也。 跡向キに同道の心持之事 一 是も前に同じ。跡向一樣には用心も難成者也。前の相手二人有時の心持に同じ、跡向の同行は同じ樣に用心は難成物なれば、兩人のうち一人は少間を隔て近き者に心を付候義也。口傳にあらずば成がたし。 二人連て行時之置樣之事 一 是も前の兩ヶ條に少も無相違。
新字:相手二人有時之心持之事 一 是は所作の仕様有之、二人にても三人にても同じ事なり。口伝にあらざれば伝へ難し、二人同じ様に心を付候ては難成事也。 跡向キに同道の心持之事 一 是も前に同じ。跡向一様には用心も難成者也。前の相手二人有時の心持に同じ、跡向の同行は同じ様に用心は難成物なれば、両人のうち一人は少間を隔て近き者に心を付候義也。口伝にあらずば成がたし。 二人連て行時之置様之事 一 是も前の両ヶ条に少も無相違。
書き下し
相手二人有時之心持之事 一 是は所作の仕樣有之、二人にても三人にても同じ事なり。口傳にあらざれば傳へ難し、二人同じ樣に心を付候ては難成事也。 跡向キに同道の心持之事 一 是も前に同じ。跡向一樣には用心も難成者也。前の相手二人有時の心持に同じ、跡向の同行は同じ樣に用心は難成物なれば、兩人のうち一人は少間を隔て近き者に心を付候義也。口傳にあらずば成がたし。 二人連て行時之置樣之事 一 是も前の兩ヶ條に少も無相違。
現代語訳
相手が二人いるときの心持ちのこと。一、これは所作の仕様がある。二人でも三人でも同じことである。口伝でなければ伝えがたい。二人を同じように心にかけては成しがたいことである。後ろ向きに同道するときの心持ちのこと。一、これも前に同じ。後ろ向きに一様には用心もしがたいものである。前の相手が二人いるときの心持ちに同じ、後ろ向きの同行は同じように用心はしがたいものであるから、二人のうち一人は少し間を隔てて、近い者に心を付けることである。口伝でなければ成しがたい。二人連れて行くときの置き方のこと。一、これも前の二箇条にまったく相違がない。
解説
この章句が説くこと
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