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群書治要 / 『群書治要』申鑒・忠義の三つの術

忠有三術、一曰防、二曰救、三曰戒、先其未然謂之防也。發而進諫謂之救也。行而責之謂之戒也。防為上、救次之、戒為下。

新字:忠有三術、一曰防、二曰救、三曰戒、先其未然謂之防也。発而進諫謂之救也。行而責之謂之戒也。防為上、救次之、戒為下。

書き下し

忠に三術有り。一に曰く防、二に曰く救、三に曰く戒。其の未だ然らざるに先んずる、之を防と謂うなり。発して諫めを進むる、之を救と謂うなり。行いて之を責むる、之を戒と謂うなり。防を上と為し、救は之に次ぎ、戒を下と為す。

現代語訳

忠義には三つの方法があります。一つ目は防ぐこと、二つ目は救うこと、三つ目は戒めることです。まだ起こらないうちに先手を打つのが「防ぐ」です。問題が起きてから諫言するのが「救う」です。行いが済んでからそれを責めるのが「戒める」です。防ぐのが最上、救うのがその次、戒めるのは最も下です。

解説

後漢末の荀悦が著した『申鑒』にある、主君への忠義のあり方を三段階に分けた短い章句です。問題が起きる前に手を打つ防、起きたときに諫めて止める救、済んだ後に責める戒という順で、事前の働きかけほど価値が高いとされます。ここでの主君は、今でいう上司や経営者にあたります。トラブルが起きてから指摘する人より、兆しの段階で動く人のほうが組織を守るという見方は、現場の報告や提案にもそのまま当てはまります。
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この章句が説くこと

忠防救戒未然諫言

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