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群書治要 / 『群書治要』淮南子・欠点のある人材も使い道がある

賢主之用人、猶巧匠製木、大小修短、皆得所宜、規矩方圓、各有所施、殊形異材、莫不可得而用也。天下之物、莫凶於奚毒、然而良醫橐而藏之、有所用也。是故竹木草莽之材、猶有不弃者、而又况人乎。

新字:賢主之用人、猶巧匠製木、大小修短、皆得所宜、規矩方円、各有所施、殊形異材、莫不可得而用也。天下之物、莫凶於奚毒、然而良医橐而蔵之、有所用也。是故竹木草莽之材、猶有不弃者、而又況人乎。

書き下し

賢主の人を用うるは、猶お巧匠の木を製するがごとし。大小修短、皆な宜しき所を得、規矩方円、各おの施す所有り。形を殊にし材を異にするも、得て用いざる可き莫きなり。天下の物、奚毒より凶なるは莫し。然れども良医は橐して之を蔵す、用うる所有ればなり。是の故に竹木草莽の材すら、猶お弃てざる者有り。而るを又况んや人をや。

現代語訳

賢い君主が人を用いるのは、腕のよい大工が木を加工するのに似ています。大きいもの小さいもの、長いもの短いものが、みなふさわしい場所を得て、コンパスやさしがねで作る円や四角にも、それぞれ使いどころがあります。形が異なり、材質が違っても、使えないものはありません。天下の物で奚毒(毒草)ほど凶悪なものはありませんが、名医は袋に入れて蔵しておきます。使いどころがあるからです。だから竹や木、草むらの材ですら、捨てない人がいます。まして人であればなおさらです。

解説

『淮南子』は前漢の淮南王劉安のもとで編まれた書です。この章句は、人の長所短所を木材に例え、形が違っても使い道があると述べます。猛毒でさえ医者は取っておくという例えが、欠点の強い人材も場所しだいで役に立つという趣旨を支えます。現代の管理職には、苦手を直させることに力を注ぐより、強みが活きる持ち場を探す視点を与えます。ただし毒は使い方を誤れば害になるため、適材適所を見きわめる責任は任用する側にあります。人を見て、使い道を考える姿勢を問う章句です。
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この章句が説くこと

淮南子適材適所登用長所巧匠奚毒

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