言志四録 / 言志耋録 第三百二十三条 暁は早起、夜は熟睡
曉要早起。夜要熟睡。竝是養生。
新字:暁要早起。夜要熟睡。並是養生。
書き下し
暁には早く起くるを要し、夜には熟睡するを要す。並びに是れ養生なり。
現代語訳
明け方には早く起きることが大切であり、夜にはぐっすり眠ることが大切である。どちらも養生である。
解説
早起きと熟睡、この二つがともに養生だという、ごく平明な一条です。これまで易や孟子を引いて養生を論じてきた一斎が、ここでは誰にでもわかる生活の基本に立ち返っています。深遠な理屈よりも、毎日の起床と就寝という規則正しい営みこそが体を支えるという実感でしょう。早く起きることと深く眠ることは裏表の関係にあり、どちらか一方だけでは成り立ちません。一斎は四十二歳から八十歳過ぎまで書き続けましたが、その長い仕事を支えたのもこうした日々の習慣だったのかもしれません。成果を出し続けるための土台として、睡眠と生活リズムを見直すきっかけになる条です。
この章句が説くこと
養生早起き睡眠習慣
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