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言志四録 / 言志晩録 第二百七十七条 労と不労と皆養生

不勞心思。不勞是養生。勞體軀。勞亦養生。

新字:不労心思。不労是養生。労体躯。労亦養生。

書き下し

心思を労せず、労せざるは是れ養生なり。体軀を労す、労するも亦養生なり。

現代語訳

心や思いを疲れさせない。疲れさせないことが養生である。体を働かせる。働かせることもまた養生である。

解説

養生を、心と体で反対の方向から説いた一条です。心はむやみに思い煩わせないのが養生であり、体はほどよく働かせるのが養生だと一斎は言います。心配事を抱えて思い悩めば気が損なわれ、体を使わずにいれば血のめぐりが滞る。休ませるべきものと使うべきものを取り違えないことが肝心だというわけです。直前の晩録二七五条では、静坐して気を養い、動いて体を養い、気と体を助け合わせると述べており、ここもその延長にあります。頭ばかりを使い続け、体はほとんど動かさないという働き方は、一斎の言う養生とはちょうど逆になっていないか。日々の過ごし方を点検するきっかけになる言葉です。

この章句が説くこと

養生心身労と佚健康

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