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言志四録 / 言志耋録 第二百九十五条 心志を養ふは養の最

養心志。養之最也。養體軀。養之中也。養口腹。養之下也。

新字:養心志。養之最也。養体躯。養之中也。養口腹。養之下也。

書き下し

心志を養ふは、養の最なり。体躯を養ふは、養の中なり。口腹を養ふは、養の下なり。

現代語訳

心と志を養うことは、養うことの中で最上である。身体を養うことは、養うことの中程である。口と腹を満たすことは、養うことの中で最も下である。

解説

「養う」ことを上中下の三段に分けた一条です。最上は心と志を養うこと、中ほどが身体を養うこと、最も下が口と腹を満たすこと。孟子は、身体のうち小さく卑しい部分を養う者は小人、大きく貴い部分を養う者は大人だと言いました。一斎はこれを踏まえ、ここまで説いてきた養生論に序列をつけています。身体の養生は大切だが、それは心志を養うためのものであり、食の楽しみは最も下に置かれる。前後の条で飲食の慎みや身体の節度を説きながら、最終的な目当てがどこにあるかを示しているのです。健康や快適さを整えることも、何のためにそうしているのかを問うと、優先順位が見えてくるでしょう。

この章句が説くこと

養心志養生大体と小体優先順位

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