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言志四録 / 言志耋録 第二十二条 立志の立の字

立志立字。兼竪立。標置。不動。三義。

書き下し

立志の立の字は、竪立・標置・不動の三義を兼ぬ。

現代語訳

「立志」の「立」の字は、まっすぐに立てる(竪立)、目印として高く掲げる(標置)、揺るがない(不動)という三つの意味を兼ねている。

解説

「志を立てる」の「立」の一字を、三つの意味に分けて示した一条です。一つは竪立、志を地面に柱を立てるようにまっすぐ打ち立てること。二つは標置、それを目標として高く掲げ、いつでも見えるようにしておくこと。三つは不動、立てた志を外からの圧力や内の迷いで揺るがせないことです。一斎は『言志録』以来、立志を学問の根本として繰り返し説いてきましたが、八十歳を超えてなお、その一字をここまで吟味しています。目標を立てるだけでなく、掲げ続け、揺るがせないところまでを含めて「立てる」と言えるのか。自らの目標の立て方を点検させる言葉です。

この章句が説くこと

立志目標不動心志初心

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