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言志四録 / 言志晩録 第二百七十九条 口は吐呑を慎む

口愼吐呑。亦養生一端。

新字:口慎吐呑。亦養生一端。

書き下し

口は吐呑を慎む。亦養生の一端なり。

現代語訳

口は、吐き出すものと呑み込むものを慎む。これもまた養生の一つの手がかりである。

解説

わずか十字ほどの短い条ですが、意味は二重です。口から「吐く」ものは言葉、口に「呑む」ものは飲食物です。言葉を慎むことと飲食を慎むことは、どちらも養生の一端だと一斎は言います。古くから「病は口より入り、禍は口より出づ」という言い習わしがあり、その両面を一句に収めています。前条の就寝時の心構えに続き、次条では養生の工夫を「節」の一字にまとめるので、この一連の条は養生の具体策を並べたものと読めます。余計な一言が人間関係を損ない、食べ過ぎ飲み過ぎが体を損なう。どちらも自分の口ひとつで防げることだと思えば、日々の慎みの手がかりになります。

この章句が説くこと

慎み言葉飲食養生

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