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言志四録 / 言志晩録 第十八条 窮むるも亦是れ理

窮理。理。固理。窮之。亦是理。

書き下し

理を窮む。理は固より理なり。之を窮むるも、亦是れ理なり。

現代語訳

理を窮めるという。窮められる対象の理は、もとより理である。そしてそれを窮めるという働きもまた、理である。

解説

わずか十五字で、窮理の構造を突いた条です。朱子学では、物事の理を一つ一つ窮めてゆくことを学問の要とします。一斎は、窮められる理はもちろん理だが、窮めようとする心の働きそのものもまた理だ、と言います。対象としての理と、それを知ろうとする主体の側の理は別物ではない、という見方であり、前々条の「此の理は即ち人心の霊なり」を裏から言い直したものです。外の対象を探究することが、同時に自分の心の理を発揮することでもある。調べる、考えるという営みを、単なる情報処理ではなく、自分の本性を働かせる行為として捉え直させる一条です。

この章句が説くこと

窮理理主体探究心即理

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