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言志四録 / 言志録 第百八十八条 言語序無き者

病狂人言語無序。則言語無序者。其去病狂也不遠。

書き下し

病狂の人は言語に序無し。則ち言語に序無き者は、其の病狂を去ること遠からず。

現代語訳

心を病んだ人は言葉に筋道がない。とすれば、言葉に筋道のない者は、心を病んだ状態からそう遠くはない。

解説

前条のうわごとに続いて、言葉の筋道と心の関係を論じています。「序」は順序、筋道のこと。心が乱れると言葉の順序が崩れるのだから、逆に、ふだんから言葉に筋道のない人は心の統御がゆるんでいる、というのが一斎の論理です。現代から見ると表現は強いものですが、言わんとするところは、言葉の整い方は心の整い方の反映であるという点にあります。一斎は言葉を単なる伝達の道具ではなく、心の状態がにじみ出るものとして見ていました。話が散らかるとき、それは準備不足なのか、心に余裕がないのか、自分の言葉の乱れを手がかりに内側を点検してみる材料になります。

この章句が説くこと

言葉心術筋道自省

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