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言志四録 / 言志録 第百六十二条 神帥ゐて気従ふ

耳目手足。都要神帥而氣從。氣導而體動。

新字:耳目手足。都要神帥而気従。気導而体動。

書き下し

耳目手足は、都べて神帥ゐて気従ひ、気導きて体動くを要す。

現代語訳

耳や目、手や足の働きは、すべて精神が統率して気がそれに従い、気が導いて身体が動く、という順序でなければならない。

解説

心と気と身体の関係を、統率の比喩で示した一条です。精神が将として率い、気がそれに従い、気が導いて手足や耳目が動く。この順序が保たれていれば、身体の働きは乱れません。孟子公孫丑上の「志は気の帥なり、気は体の充なり」を踏まえた考えです。逆に、身体の欲求や気分に精神が引きずられると、順序が崩れて行いが乱れます。前の条の「胸臆虚明なれば神光四もに発す」を、身体の動きにまで及ぼしたものとも読めます。何をするにもまず心が定まり、それから気力が湧き、行動がついてくる。忙しさに追われて手ばかり動いているとき、この順序を思い返す意味があるでしょう。

この章句が説くこと

神気心身志統率

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