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言志四録 / 言志録 第十五条 辞を修め誠を立つ

脩辭立其誠。立誠脩其辭。其理一也。

新字:脩辞立其誠。立誠脩其辞。其理一也。

書き下し

辞を修めて其の誠を立つると、誠を立てて其の辞を修むると、其の理は一なり。

現代語訳

言葉を整えることによって誠を確立することと、誠を確立したうえで言葉を整えることとは、その道理は一つである。

解説

『易経』乾卦文言伝の「辞を修めて其の誠を立つ」を踏まえた条です。言葉を慎み整えれば、それが内なる誠を確かなものにする。逆に、誠が内にあれば、言葉もおのずと整う。外から内へ、内から外へという二つの道筋は、実は一つの道理だと一斎は言います。言葉は心の表れであると同時に、心を形づくるものでもある、という見方です。口先だけの言葉は誠を損ないますが、誠があるのに言葉を粗末にしてよいわけでもありません。報告や提案の言葉を丁寧に選ぶことが、そのまま自分の考えや姿勢を確かにしていく、という経験に照らして読める一条です。

この章句が説くこと

誠言葉修辞言行一致内外一致

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